週刊誌から from weekly magazine 2003 12 17
ニューズウィーク2003 12.24 p36
「ブッシュ政権は繰り返し、治安回復まで、
イラクに駐留し続けると強調してきた。
だが、同時にブッシュと政権幹部は、
米軍を一刻も早く、イラクから撤退させたがっている。」
イラクでの負傷者は数知れず。
これが、アメリカ社会に影を落としている。
同時に、消費者心理にも、影を落としている。
同胞がイラクで苦しんでいるのに、景気よく、お金は使えない。
イラクから撤退すれば、消費者心理も好転するかもしれない。
これも、景気対策の手段かもしれない。
戦争というものは、開戦する時よりも、
撤退する時の方が、判断が、むずかしい。
開戦のタイミングよりも、撤退のタイミングの方が、むずかしい。
過去の戦争を調べてみると、
開戦はよかったが、
どう終戦するかを考えていなくて、
いたずらに戦線が拡大し、結果的に、事実上の敗戦につながったケースもある。
戦争というものは、開戦と同時に、終戦のプロセスを考える必要がある。